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台風の時扉を開けることは [日記]

もう十年以上前の今から思い出しても怖い思い出です。
幽霊とかそういう話ではありません。

台風が接近している日でした。
勤務していた施設の扉を開ける必要があったのです。

扉は外部に面していない室内にあり
左右に押して開けるタイプの
重々しいガラス製のものでした。

その施設はその日は台風の接近にともなって
休業していたのかと思われます。

今ではその日その施設の体制が
どのようになっていたのか思い出せません。


明日は完全に休業になるという予測のもとに
最終的な戸締りなどするために巡回していました。

その重い扉を開けようドアを前に押そうとした途端
ガラスのドアは思いもよらないスピードでドーンと
しまったのです。

そのスピードに思わず体ごと飛び退いたから
良かったものの、あと一瞬遅かったら、体が
ドアに挟まれて、押しつぶされるところでした。

最近台風並みの強風が日本各地に吹き荒れる日が続きました。
当地で感じる風もあの日と同様に力強く不気味な感じです。

ドアに挟まれたという事件を聞くたびにあの日のことが蘇ります。
強風の日に外を歩くと何が飛んでくるからわからないので危険
ということは、よく言われていると思います。

けれども強風の日にドアをあけるという行為も甚だ危険です。
室内のドアだといっても油断出来ません。

たぶんその施設はどこかの窓が開いていて風が吹き抜けていたから
それほどの強い力で一旦開けようとしたものがしまったのだと思います。

広い施設だったのでまずどこか窓が開いていないかを
はじめに調べなければならなかったのです。

それをしなかったことで室内のドアでしたが
外部に面しているドアとあまり条件の違わない
ドアになっていたのでしょう。

あの時のあの事件以来、強風の日のドアは危ないと
周りの者に経験を語って聞かせています。

一度経験すればドアの恐ろしさは身にしみてわかります。
もしこれを読まれている方がいらっしゃいましたら
ぜひ記憶にとどめておいて欲しいと思います。


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